※前回までの配信はこちらから!
【概要】
▼セッション1
ケース:10代、女性
よくある身体症状を主訴に大学病院の総合診療科を受診した。スポーツに熱心に取り組み、部活動とクラブチームの両方で活躍していたが、症状が出た頃から公式戦での成績不振に陥っており、「思うように競技ができない」というのが本人の困り事だった。診断は容易についたが、「大学病院」の総合診療科として、どのようなフォローアップができるだろうか?
▼セッション2
テーマ:「時間」
第17回 Metropolitan FM conference(2026年4月17日@横浜)では、新たな試みとして、臨床にまつわる“1テーマ”を設け、参加者それぞれの所感や経験を共有し、議論を深めた。今回のテーマは「時間」。診療時間や手術時間、待ち時間、人生における残された時間(予後・余命)、さらには認知症患者が生きている時間など、計測可能な客観的時間(クロノス)と、患者にとっての主観的な時間(カイロス)について縦横無尽に語り合われた。
【出演(パーソナリティ)】
藤沼 康樹(生協浮間診療所/医療福祉生協連家庭医療学開発センター:CFMD)
金子 惇(北里大学医学部 総合診療医学講座)
綿貫 聡(医療法人社団 おうちの診療所)
八百 壮大(JCHO横浜保土ケ谷中央病院 総合診療科)
【このカンファで語られている10点ポイント】
※今回は「JPCA2026@京都」よりお送りします!(初の屋外収録です)
▼セッション1:コモンな疾患で「大学病院」を受診したケース
➊なぜ「大学病院」だったのか?
➋「受診理由」の分類・頻度
➌症状ではなく「競技ができない」という主訴
➍このあと紹介する? しない?―どこまでフォローアップするか
➎診断ではなく「時間」が解決することも
➏担当医交代も円滑にする「sense of safety」と「enablement」
▼セッション2:臨床において「時間」をどう捉えるか?
➐計測可能な客観的時間(クロノス)だけが「時間」じゃない
➑患者さんの主観的時間(カイロス)が治療を左右することも
➒「クロノス」と「カイロス」の両立が腕の見せ所
➓「残された時間(余命)」「生きすぎた時間(超長寿)」、それぞれの意味