吉永 亮(飯塚病院東洋医学センター漢方診療科)
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医療者や保護者の姿勢も影響します。薬として淡々と飲ませましょう。とはいえ,大人よりは内服が難しいので,飲みやすい漢方薬から始める,飲みやすい時間に飲むなど工夫も必要です。
小児の患者さんでも体に合っていたり,本人が効果を実感してくれていたりする場合は案外飲んでくれます。ただし,医療者や保護者の姿勢が大きく影響するようです。医師が「試しに漢方を飲んでみようか」「異常はないから漢方でも出しましょう」と言ったり,保護者が「うちの子は好き嫌いが激しくて飲めません」といった姿勢であったり「苦そうだけど,飲んでね」といった表現をすると飲んでもらえません。「あなたに必要な薬」として淡々と飲ませましょう。