Question 27 
補中益気湯はどのようなときに用いますか?

吉永 亮(飯塚病院東洋医学センター漢方診療科)

 

Answer

補中益気湯は,生命活動を行う根源的エネルギーである「気」が量的に不足する病態(気虚)に対して用いる漢方薬です。「全身倦怠感」「食欲不振」「食後の眠気」などの気虚の徴候に加え,「眼に力がない」「声が小さい」などが投与目標です。

 

日常生活のなかで「元」「活」「が滅入る」などと使われている生命活動を行う根源的エネルギーを,漢方医学では「気(き)」として捉えています。補中益気湯(ほちゅうえっきとう)は中(ちゅう:消化吸収能という意味)を補い,気を益(ま)すという意味です。補中益気湯はさまざまな要因(感染症,悪性腫瘍,栄養失調,外科手術など)により,「気」が量的に不足する病態である気虚(ききょ)に対して用いる漢方薬です。

 

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