第6回 「下肢の赤いところ」をどうやって診察する?

西口 翔(湘南鎌倉総合病院総合内科)
 
図1 患者の下肢の所見

 

CASE
患者:78歳,男性。
主訴:動けない。
現病歴:受診数週間前より全身掻痒感を自覚した。痒みで全身を掻きむしるようになり,数日前から発熱を認めた。その後も発熱が持続し,体動困難となったため,当院救急搬送となった。
既往歴:認知症,高血圧。
常用薬:ドネペジル 5mg/日,オルメサルタン20mg/日。
バイタルサイン:体温37.8℃,血圧126/74mmHg,心拍数88回/分,呼吸数16回/分,SpO2 96%(room air)

 

Q1 衣服を剥がしてみると図1のような下肢の所見であった。以下の5つの下肢の身体診察動画のうち,最も良い身体診察はいずれか?

 

続きを読むには
無料の会員登録 が必要です。

こちらの記事の内容はお役に立ちましたか?