第49回 すぐに検査に行く前に…

大庭 優士(鹿児島市立病院 呼吸器内科)

動画1 頸部所見
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CASE
患者:84歳,女性。
主訴:呼吸困難。
現病歴:Sjögren症候群に合併した線維化が主体の間質性肺炎にて当院当科で定期フォローされている。慢性的な呼吸困難を自覚しており,在宅酸素療法が導入されていた。来院3日前より呼吸困難の増悪を自覚し,自宅で様子を見ていたが改善が乏しく,当院へ救急搬送された。
既往歴:高血圧,子宮体癌,急性虫垂炎。
バイタルサイン:体温36.8℃,血圧145/85mmHg,心拍数81回/分・整,呼吸数32回/分,SpO2  92%(3L)。

 

Q1 救急外来受診時の頸部所見を動画1に示す。本症例で見られる異常所見と予想される呼吸機能障害を述べよ。

 

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