中野弘康⇆國松淳和Two-wayインタビュー 
【後編】中野先生が聞く「國松先生は機能性疾患、どう診てますか?」

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「國松先生は機能性疾患、どう診てますか?」
前編・後編で聞き手が入れ替わる“Twoーwayインタビュー”

後編「中野弘康➡國松淳和インタビュー」を配信します!

 一般内科外来において、非常に多い主訴である「腹痛」。器質的な緊急疾患である場合も多く、気の抜けない症状です。一方、「機能性消化管障害」などでは、診断・治療に時間を要することも少なくありません。 
 中野弘康先生(竹山病院 内科)は今春、その両者を包含する形で『集中講義! おなかの身体診察』を上梓されました。國松淳和先生(南多摩病院 総合内科・膠原病内科)は本書を、腹痛診療にとどまらず、中野先生が日々の臨床の中で独自に培ってきた思考と方法を深く言語化した一冊と看破しています。

 片や國松先生は、多くの内科医が難しさを感じる「機能性疾患」原因・診断が“不明・不定”の段階において、いかに治療を行うのか、日々実践し、また緻密に言語化してこられました。 中野先生は、その独自の思考や方法に興味が尽きないと言います。 
 そこで本企画では、両先生が臨床の積み重ねのなかで到達した診療の形に迫るべく、互いにインタビュアとなって、それぞれの“頭の中”を縦横無尽に掘り下げていただきます。

※本記事は医学書院セミナー「國松淳和中野弘康インタビュー」(受付・配信終了)に続く後編ですが、前編をご覧になっていない方でも存分にお楽しみいただけます。

インタビュイ

國松 淳和(南多摩病院 総合内科・膠原病内科)
2003年に日本医科大学卒業後、同付属病院第2内科で初期研修。2005年から国立国際医療研究センター 膠原病科で専門研修、2011年に同センター 総合診療科、研修医教育にも携わる。2018年より南多摩病院 総合内科・膠原病内科、2020年より同部長。総合内科専門医、リウマチ専門医。

インタビュア

中野 弘康(竹山病院 内科)
2008年に東邦大学卒業後、大船中央病院で初期研修。その後、聖マリアンナ医科大学病院消化器・肝臓内科、川崎市立多摩病院総合診療センター、大船中央病院を経て、2024 年より現職。消化器病専門医、肝臓専門医。

【チャプター・概要】

  • 00:55 なぜ國松先生に機能性疾患について聞きたいか
  • 03:15 Q1. そもそも、國松先生にとって「内科医」とは?
  • 04:27 ・私の理想像は…
  • 07:37 ・不明熱の「診断」を突き詰めたからこそ
  • 16:24 ・「外科医」を見習う
  • 18:42 Q2. 國松先生は機能性消化管疾患、どう診てますか?
  • 20:25 ・漢方のメタメッセージ「消化管から治そう」
  • 23:01 ・検査異常がなかったら
  • 28:07 ・「証(しょう)≒どんな人か」を診立てる
  • 31:44 Q3. 國松先生は機能性消化管疾患、どう「治療」してますか?
  • 32:11 ・“竹久夢二”証→当帰芍薬散
  • 34:38 ・スルピリド(+六君子湯)の話
  • 38:22 ・IBS(過敏性腸症候群)の下痢は
  • 39:40 ・“病名処方”から“説明処方”へ
  • 44:54 Q4. 國松先生はどの漢方がよいか、どう診立ててますか?
  • 48:39 ・漢方を信じていない患者さんには
  • 49:48 まとめ―現実的なメッセージ
  • 51:44 ・診断が違っていても
  • 54:12 ・治療のレパートリーを増やすには
  • 57:09 ・“治療エラー”を正す方法
 

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参考図書
立ち読み
集中講義! おなかの身体診察―フィジカル&腹診で腹部症状に立ち向かえ
中野 弘康=著(A5判、240頁、4,950円、医学書院、2025)

「急性腹痛の患者さんが来た! でも、CTが使えない! どうしよう…」、「慢性腹痛の患者さんか。不定愁訴の診療は苦手なんだよな…」。腹痛診療に苦手意識を持っている方は多いのではないでしょうか。でも、大丈夫、ローテクな身体診察でバッチリ対応できるんです! 急性腹痛にはフィジカル、慢性腹痛には腹診で対処しましょう。患者さんのおなかのトラブルに立ち向かうあなたのための集中講義が開講です。フィジカル×漢方アプローチの二刀流でおなかのトラブルに立ち向かえ!

 立ち読み
不明熱・不明炎症レジデントマニュアル
國松 淳和=編(B6変形、498頁、4,950円、医学書院、2020)

発熱の原因検索に日々対峙しているレジデントに向けて、絶対に熱源を得ることを諦めない気概で日々診療を行っている執筆陣の考え方と実践を詰め込んだ1冊。総論では不明熱・不明炎症診療に関する病歴聴取、身体診察、臨床検査の基本を押さえ、各論では「不明熱にしてはいけない疾患」「“不明熱的”と認識した後の初動~次の1週間で何をするか」「入院患者のよくわからない発熱(感染性、非感染性)」という切り口で解説。最高の助けになる臨床マニュアル。

 立ち読み
不明熱・不明炎症レジデントマニュアル
國松 淳和=著(A5変形、1,732頁、11,000円、金原出版、2025)

國松淳和は内科医である。臨床の傍らで数々の医学書を執筆し、その独創的な切り口は多くの人を惹きつけてきた。はたして、彼の頭のなかには広大な内科学の世界がどのように収まり、出力し続けているのだろうか?
本書はたったひとりの総合内科医の脳内を、たったひとつの本に著したものである。國松淳和、医書書き10年間の集大成。全編1,700ページ超。200以上の内科疾患を網羅。一切の駄文なし。新しい内科学テキストの地平がいま開く。

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