第55回 肺炎にはアンピシリン・スルバクタムか?セフトリアキソンか?

執筆:伊東 完(東京医科大学茨城医療センター総合診療科)
監修:岡本 耕(東京医科歯科大学病院 感染症内科・感染制御部)

 

Keywords:市中肺炎,アンピシリン・スルバクタム(ABPC/SBT),セフトリアキソン(CTRX),グラム陰性桿菌(GNR),嫌気性菌

 

Q. 肺炎に対して,アンピシリン・スルバクタムとセフトリアキソンをどう使い分ければよいか教えてください!  

A. インフルエンザ桿菌が関与する場合はセフトリアキソンのほうが無難かもしれませんが,実際的には大差ないと考えられます。

 

βラクタム系抗菌薬のうち,アンピシリン・スルバクタムとセフトリアキソンはともに外来や病棟でよく使用され,特に肺炎に対して頻用されている抗菌薬です。その使い分けを知りたいという方も多いかと思います。

 

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