執筆:伊東 完(筑波大学附属病院病院総合内科講師/連載時:東京医科大学茨城医療センター総合診療科)
監修:岡本 耕(東京科学大学大学院医歯学総合研究科統合臨床感染症学分野准教授)
本連載「抗菌薬ものがたり──エピソードで学ぶ感染症診療の歩きかた」がバージョンアップして書籍になりました!
『知識がつながる抗菌薬―まるわかり感染症診療』2026年3月刊行!
抗菌薬選択における“なんとなく処方”からの卒業!
「バイキン屋。」としても活躍する著者が「病原体」「感染臓器」「宿主因子」の三方向から、抗菌薬と感染症をわかりやすく解説します。1冊を通して読むことで、感染症診療の基礎知識だけでなく、その背景を理解し、応用可能な考え方を身につけることができます。 臨床での疑問を取り上げたQ&A、細かな情報が詰まった400もの注釈も必見です。
書籍化に伴い連載は公開終了しますが、連載第1回、第2回、第3回、第116回(最終回)、番外編はリンクから引き続きご覧になれます。
連載のファンだった方はもちろん、初めて本連載を読まれた方も、ぜひバージョンアップされた書籍をお手に取っていただければ幸いです!

知識がつながる抗菌薬―まるわかり感染症診療
シリーズ ジェネラリストBOOKS
監修 岡本 耕 東京科学大学大学院医歯学総合研究科統合臨床感染症学分野准教授
著 伊東 完 筑波大学附属病院病院総合内科講師
発行 2026年3月
判型 A5
頁数 304
ISBN 978-4-260-065481
定価 4,400円 (本体4,000円+税)

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■公開中の連載記事
第1回 まずはβラクタム系だけを勉強するべし
第2回 細菌はGPC・GNR・嫌気性菌の3グループだけをまず覚えるべし
第3回 ペニシリンGといえば,ブドウ球菌以外のグラム陽性球菌
第116回 (最終回) 結局,この連載は何だったのか
番外編 YouTubeチャンネル「バイキン屋。」リニューアル記念インタビュー
■医学界新聞プラス
「医学界新聞プラス」では,本書より<1章 抗菌薬と病原体><2章 感染臓器>から一部をピックアップし,4週にわたりご紹介します(第1回 2026年4月2日配信)。

伊東 完(いとう ひろし)
筑波大学附属病院病院総合内科講師
2017年東京大学医学部卒業。茨城県立中央病院初期研修医,東京大学附属病院感染症内科勤務後,2020年筑波大学附属病院病院総合内科の立ち上げに関わる。2022年より東京医科大学茨城医療センター総合診療科臨床助教,2023年より同講師。2025年より筑波大学附属病院病院総合内科講師。 2025年英国Anglia Ruskin UniversityでMBAを取得。IDWeek 2020 International Investigator Award受賞。第1回Dr.’s Prime Academia総選挙1位受賞。 「2040年の日本でも持続可能な医療とは?」を問い続けながらstewardship活動に基づく医療現場づくりを目標に邁進する一方で,幼い頃の恩師の教え「学問は一生の友」を心に刻み,YouTubeチャンネル「バイキン屋。」で視聴者とともに学び続けている。 著書に『抗菌薬のセカンドチョイスとスチュワードシップ』(金芳堂,2024),『引き算の医療―臨床現場のスチュワードシップ入門』(金芳堂,2026),編著に『プライマリ・ケア医のための基本薬の使い分け』(日経BP,2024)。
『medicina』2026年1月号より「暮らしと微生物 身の回りのモノから読み解く感染症」好評連載中!

■著者からのメッセージ(※連載開始時のものです)
なかなか体系的に語られることのなかった感染症診療のノウハウを,エピソード形式ですっきり整理。もう挫折はさせません!
第1回 まずはβラクタム系だけを勉強するべし
第2回 細菌はGPC・GNR・嫌気性菌の3グループだけをまず覚えるべし
第3回 ペニシリンGといえば,ブドウ球菌以外のグラム陽性球菌
第4回 ペニシリンGはグラム陰性桿菌が苦手
第5回 アンピシリンは大腸菌制圧への第一歩
第6回 すべてがうまくいくかにみえたアンピシリン・スルバクタム
第7回 ようやくGNRを克服か!? ピペラシリン・タゾバクタム
第8回 あっさりとブドウ球菌をカバーするセファゾリン(第一世代セフェム系)
第9回 大腸菌ともそこそこ戦えるセファゾリン(第一世代セフェム系)
第10回 幅広いGPC・GNRをカバーするセフトリアキソン(第三世代セフェム系)
第11回 院内感染症までカバーできるセフェピム(第四世代セフェム系)
第12回 ペニシリン系とセフェム系の総復習!
第13回 セフェム系としては規格外なセフメタゾール
第14回 余力があれば知っておきたいセフタジジム&アズトレオナム
第15回 使いどころをわきまえたいカルバペネム系
第16回 経口抗菌薬の基本を押さえよう
第17回 ST合剤は第三世代セフェム系に匹敵する
第18回 キノロン系は第四世代セフェム系の貴重な代役だ!
第19回 疑似ピペラシリン・タゾバクタムをつくりたい
番外編 YouTubeチャンネル「バイキン屋。」リニューアル記念インタビュー
第20回 嫌気性菌キラー,メトロニダゾール&クリンダマイシン
第21回 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)にはとりあえずバンコマイシンを使うべし
第22回 ダプトマイシン,リネゾリド,テジゾリド
第23回 MRSAにST合剤やクリンダマイシンを使ってよいのか
第24回 その他の抗菌薬はいつ使うのか (1)
第25回 その他の抗菌薬はいつ使うのか (2)
第26回 感染症診療の3大要素
第27回 蜂窩織炎の要点
第28回 蜂窩織炎の誤診パターン
第29回 皮膚軟部組織感染症の起因菌バリエーション
第30回 皮膚軟部組織感染症の起因菌を同定するのは難しい
第31回 蜂窩織炎で抗菌薬以外にすべきこと
第32回 繰り返す蜂窩織炎をどう予防するか
第33回 「蜂窩織炎」のなかからどう壊死性筋膜炎を拾い上げるか
第34回 意外と奥が深いクリンダマイシン
第35回 市中感染型MRSAへの抗菌薬投与の考えかた
第36回 尿路感染症の要点
第37回 尿路感染症を「尿路感染症」と呼ぶべからず
第38回 男性の「尿路感染症」には眉に唾をつけて臨むべし
第39回 膀胱炎や腎盂腎炎も意外と診断が難しい
第40回 腎盂腎炎で画像検査を考えるタイミング
第41回 ローカルファクターを意識するべし
第42回 尿路感染症にアンピシリン・スルバクタムはいまひとつ?
第43回 セフトリアキソンの副作用を掘り下げる (1)
第44回 セフトリアキソンの副作用を掘り下げる (2)
第45回 尿路感染症とグラム陽性球菌
第46回 繰り返す尿路感染症への処方箋
第47回 かぜで躓かないために (1)
第48回 かぜで躓かないために (2)
第49回 溶連菌咽頭炎と伝染性単核球症
第50回 肺炎の要点
第51回 肺炎は意外に診断が難しい
第52回 肺炎「なら」血液培養は不要かもしれないが…
第53回 喀痰塗抹検査は培養検査の下位互換にあらず
第54回 薬剤耐性はインフルエンザ桿菌に学べ
第55回 肺炎にはアンピシリン・スルバクタムか?セフトリアキソンか?
第56回 非定型肺炎にどの抗菌薬を使うか
第57回 治らない肺炎(non-resolving pneumonia)
第58回 市中肺炎予防としての肺炎球菌ワクチン
第59回 誤嚥性肺炎のtips
第60回 腹腔内感染症の要点
第61回 腹部触診では自発痛と圧痛を区別せよ
第62回 血液検査だけでは見逃されがちな腹腔内感染症
第63回 嫌気性菌をどこまで気にするべきか
第64回 意外と悩ましい腹腔内膿瘍に対する抗菌薬治療期間
第65回 術後患者のドレーン排液は定着菌がたくさん
第66回 特発性細菌性腹膜炎とは何なのか
第67回 急性膵炎で抗菌薬を使うべきか
第68回 感染性腸炎で足元をすくわれないために
第69回 旅行者下痢症で慌てないための処方箋
第70回 非チフス性サルモネラと食品取扱業
第71回 Clostridioides difficile腸炎の国内外事情
第72回 菌血症バンドル (1) 黄色ブドウ球菌
第73回 菌血症バンドル (2) カンジダ
第74回 コアグラーゼ陰性ブドウ球菌菌血症
第75回 血液培養をめぐる諸問題
第76回 中心静脈カテーテル関連血流感染症
第77回 血管内デバイスと菌血症
第78回 血管内デバイスをいつ再挿入するか
第79回 たまにみかける感染性動脈瘤
第80回 感染性心内膜炎を疑ったら
第81回 感染性心内膜炎の治療レジメンは複雑
第82回 グラム陰性桿菌による持続菌血症で考えたいこと
第83回 化膿性脊椎炎の何が難しいか
第84回 穿刺しないと始まらない化膿性関節炎
第85回 関節炎の裏に潜む性感染症
第86回 人工関節感染症の治療レジメンも複雑
第87回 中枢神経感染症と髄液移行性
第88回 隠れた中枢神経感染症に御用心
第89回 免疫不全者の感染症の全体像
第90回 発熱性好中球減少症で多い病原体と怖い病原体
第91回 発熱性好中球減少症で見落としがちな感染巣
第92回 発熱性好中球減少症はいつまで治療を続け,どう治すか
第93回 こんな患者で発熱性好中球減少症に御用心
第94回 顆粒球コロニー刺激因子製剤は発熱性好中球減少症に有用か
第95回 液性・細胞性免疫の成り立ち
第96回 液性免疫障害が問題になる背景因子
第97回 液性免疫障害で問題になる病原体
第98回 脾臓摘出後重症感染症(OPSI)
第99回 細胞性免疫障害が問題になる背景因子
第100回 細胞性免疫障害で問題になる病原体
第101回 プライマリ・ケアでのHIVの基本知識
第102回 免疫再構築症候群で考えるべきあれこれ
第103回 サイトメガロウイルス感染症では用語の定義を厳密に
第104回 水痘・帯状疱疹ウイルス感染症で見逃したくない合併症
第105回 院内感染するレジオネラに御用心
第106回 さまざまな年齢層で注意したいリステリア感染症
第107回 結核・非結核性抗酸菌症で注意すべきこと
第108回 免疫不全者の結核・非結核性抗酸菌症
第109回 ノカルジアはアクチノミセスとの比較で学ぶべし
第110回 ニューモシスチス肺炎の診断プロセスを見直す
第111回 ざっくり学ぶ抗真菌薬
第112回 深在性カンジダ症はいつ警戒するべきか
第113回 アスペルギルス感染症では病型を意識するべし
第114回 HIV感染症の有無次第なクリプトコッカス感染症
第115回 日本でも見ることがある糞線虫感染症
第116回 (最終回) 結局,この連載は何だったのか