第101回 プライマリ・ケアでのHIVの基本知識

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執筆:伊東 完(東京医科大学茨城医療センター総合診療科)
監修:岡本 耕(東京科学大学病院 感染症内科・感染制御部)

 

Keywords:ヒト免疫不全ウイルス(HIV),後天性免疫不全症候群(AIDS),HIV抗体検査,スクリーニング,確認検査,抗レトロウイルス療法(ART),免疫再構築症候群

 

Q. スクリーニングでヒト免疫不全ウイルス(HIV)抗体検査を提出するときの注意点を教えてください!

A. 検査前の説明が大切です。偽陽性があること,HIV感染症は治療可能であること,患者本人の承諾なく家族に検査結果を知らせないことを伝えるようにします。口頭でも構いませんが,これらを説明して同意いただいた旨はカルテに残すようにしましょう。

 

「抗菌薬ものがたり」なのに,なぜHIVの話題が入ってくるのかという疑問を抱く読者の皆さんもいらっしゃると思うのですが,細胞性免疫障害を学び始めたからにはどうしても避けて通れない話題です。日本では術前にHIV抗体検査などの感染症スクリーニングを行っており,ときどきHIV抗体が陽性になる症例に遭遇するのですが,そういった際に慌てないためのHIVの知識を簡単にお伝えしようと思います。

 

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