第104回 水痘・帯状疱疹ウイルス感染症で見逃したくない合併症

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執筆:伊東 完(東京医科大学茨城医療センター総合診療科)
監修:岡本 耕(東京科学大学病院 感染症内科・感染制御部)

 

Keywords:水痘・帯状疱疹ウイルス,帯状疱疹,ヒト免疫不全ウイルス(HIV),三叉神経領域,播種性帯状疱疹,空気予防策,アシクロビル,弱毒生ワクチン,不活化ワクチン

 

Q. 顔面の帯状疱疹を見かけた際の対応を教えてください!

A. 三叉神経第1枝の支配領域に生じた帯状疱疹では,眼病変を合併して失明するリスクがあるため,眼科にコンサルトしましょう。緊急度の高い状態であり,抗ウイルス薬については内服薬でなく,アシクロビルの静注で治療したいところです。

 

水痘・帯状疱疹ウイルスといえば,体幹部の片側に,デルマトームに一致して分布する水疱病変が生じる帯状疱疹をよくご存知の先生方が多いかと思います。患者が高齢なだけであればそれで済むことも多いのですが(後遺症の疼痛が苦痛とはいえ…),重度の細胞性免疫障害を抱える患者の場合はプレゼンテーションが変わってきます。今回は,帯状疱疹にまつわる注意点をいくつかご紹介していきます。

 

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