第1回(中編) 「医療」×「死」

田村 淳(タレント)
平島 修(徳洲会奄美ブロック総合診療研修センター 名瀬徳洲会病院内科)

※『総合診療』誌連動企画! 本対談は『総合診療』33巻1号(2023年1月号)pp91-96にダイジェスト版を掲載しています。本連載では3回に分けて完全版を掲載いたします。

遺書というAdvance Care Planning
書籍『母ちゃんのフラフープ』(ブックマン社,2021)を著した田村淳さん。20歳の頃から,「延命処置は希望しない」という母親の意向を毎年聞かされ,実際母親のがんが再発したときには追加の手術治療や延命治療は行わないという意向を家族全員で受け止め,母の最期を平穏に見守った。その経験から,残される家族へ遺書を残すことの意義を訴え,遺書動画作成サービス「ITAKOTO(イタコト)」の活動を行っている。本対談では,現在の医療のなかで田村さんが考えている日本人の死,そして生きることについての想いを聞いた。読者の皆さんが対峙する“死を目前にした人や家族”への向き合い方のヒントを少しでも見つけていただけたら幸いである。(平島 修)

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