ケース04(症例編)喀痰グラム染色再検で感受性も推定できる感染症

ブックマーク登録

執筆谷口 智宏(県立広島病院 総合診療科・感染症科部長) 
執筆協力米本 仁史(大和高田市立病院 感染症内科医長) 

症例

患者 70代男性。ADLは自立

主訴 呼吸苦

現病歴 来院6日前にオーストラリアから観光旅行で家族と友人の6人で来日した。4日前から倦怠感あり、2日前から湿性咳嗽と呼吸苦が生じた。金沢から広島に来たが、悪寒を生じ、症状が増悪したため、夜間に救急外来を受診した。内科当直医が診察し、湿性咳嗽が著明で、胸部X線で右下肺野に均等影あり(図1)、誤嚥性肺炎と考えられた。喀痰培養を提出し、アンピシリン・スルバクタム 1.5g静注が開始となり、病棟に入院した(図23)。翌朝当直医から引き継ぎ、診察した。3日後に広島を出発するので、2日後の午後退院を希望している。
水分と食事は摂れる。尿、便は普段通り。

続きを読むには
無料の会員登録 が必要です。

こちらの記事の内容はお役に立ちましたか?