執筆:谷口 智宏(県立広島病院 総合診療科・感染症科部長)
執筆協力:米本 仁史(大和高田市立病院 感染症内科部長)
症例
患者 50代男性。ADLは自立
主訴 発熱、頭痛
現病歴 来院5日前に咽頭の軽い違和感があり。近医を受診し、咽頭炎としてセフジトレンが4日分処方された。3日前に発熱と息切れが出現したため他院を受診。SARS-CoV-2とインフルエンザ抗原は陰性。採血で白血球数 8,300/μL、CRP 2mg/dLのためセフジトレン継続となった。しかし両側側頭部を中心とした頭痛も出現し、全身倦怠感が著明となり、当日に近医を再診。血圧 156/111 mmHg、心拍数 143回/分、SpO2 93%(室内気)。胸部X線で軽度の浸潤影が疑われたが、咳や痰はほとんど出ない状態であった。一人での来院が困難であり、当科に緊急紹介、救急車で搬送された。