ケース12(症例編)生活歴が重要な感染症

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執筆谷口 智宏(県立広島病院 総合診療科・感染症科部長) 
執筆協力米本 仁史(大和高田市立病院 感染症内科部長) 

症例

患者 50代男性。 ADLは自立

主訴 発熱、悪寒戦慄

現病歴 来院11日前に飲み会で多量に飲酒し、翌日は二日酔いで横になっていた。9日前に大掃除をしていたところ、悪寒戦慄が生じ、体温が40℃まで上昇した。その後も発熱は続き、下がっても37.6℃までで、連日38~40℃が続いた。5日前に救急センターを受診し、感染病巣は不明であったが、帰宅希望が強いため帰宅した。そこから乾性咳嗽が出現し、来院前日には歩行時のふらつきと注意力低下を認めた。食事摂取量も低下し、救急センターを再受診した。頭痛なし、喀痰・呼吸苦なし、嘔吐・腹痛・下痢なし、尿路症状なし、関節痛なし。

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