執筆:板金 正記(大阪けいさつ病院 総合診療科)
医学生・研修医に贈る、アツすぎるセミナーを
この夏、大阪で開催します!
きたる8月23日(土)、「大阪けいさつ総診実践セミナー」を、大阪けいさつ病院(大阪市天王寺区)およびオンラインにて開催します。青木眞先生(感染症コンサルタント、沖縄県立中部病院OB)と金城光代先生(沖縄県立中部病院 総合内科、リウマチ・膠原病科)をお迎えし、講演および症例ケースカンファレンスを実施します。ぜひ大阪で、沖縄の臨床教育文化を感じてみませんか? ご参加お待ちしております!
※参加費無料です。詳細・申込み方法は本記事末尾をご参照ください。
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大阪から「総合診療」を盛り上げたい。
本セミナーを主催するのは「大阪けいさつ総診」です。大阪けいさつ総診は、大阪を拠点に関西で「総合診療」の文化を築き、若手育成をする場として、大阪けいさつ病院と一般社団法人 KISA2隊が連携して立ち上がり、2025年から本格始動しました。
大阪のど真ん中で総合診療と教育を実践し、病院の入口(川の上流)として活躍、診断困難例への対応、専門科や地域とのハブ連携、若手育成を担っています。大阪けいさつ病院の外来には、大阪4大学(大阪医科薬科大学、大阪公立大学、大阪大学、関西医科大学)の総合診療科医師が集結しているのも大きな特徴です。
また、「K2プロジェクト」として総合診療専門研修プログラムを有し、KISA2隊指導医と連携して“ハイブリッドジェネラリスト(総合内科医✕家庭医)”育成に取り組んでいます。すでに専攻医1期生が研修中で、来年度専攻医も募集中です。
大阪けいさつ病院だけでなく、大阪をはじめとする関西の「総合診療」を盛り上げたい。そんな想いから、このセミナーが実現しました!
なぜ今「ジェネラリスト」が必要か? どう育てるか?
大阪けいさつ病院 総合診療科スタッフは、筆者も含め全員が沖縄県立中部病院(OCH)出身です。OCHで培ったジェネラリズムを実践し、院内外から注目されています。その学びの原点を感じてもらうべく、本セミナーには2人のスペシャルゲストをお招きしました。
まずご登壇いただくのは、感染症診療の“レジェンド”青木眞先生(OCH出身)です。『レジデントのための感染症診療マニュアル』は誰もが知っているレジデントのバイブルですが、今回は「感染症診療の原則」だけでなく、「なぜ今、総合診療が必要なのか?」についても熱く語っていただきます。

沖縄県立中部病院「Dr.青木week」でのケースカンファレンスにて(左は筆者)
続いては、今現在、沖縄県立中部病院 総合内科およびリウマチ・膠原病科で活躍し、『ジェネラリストのための内科外来マニュアル』の著者としても知られる金城光代先生にご登壇いただきます(抜群の臨床力と教育力を兼ね備えた、筆者の尊敬する恩師です)。「市中病院における総合診療の役割」に加え、「スペシャリストがgeneralを学ぶ意義」、そして「ジェネラリストのキャリアプラン」についても、お話しいただきます。

VEXAS症候群のclinical imageが『Arthritis and Rheumatology』の表紙になり記念撮影
講演後には、ケースカンファレンスと交流会も予定しています。総合診療を「知りたい」「始めたい」「学びたい」医学生・研修医のみなさんに、今知っておきたい総合診療の“エッセンス”をお届けします。ぜひ奮ってご参加ください(詳細は以下のとおりです)。
「大阪けいさつ総診セミナー」開催概要
日時:2025年8月23日(土) 14~18時(予定)
会場:大阪けいさつ病院 4階講堂(大阪市天王寺区)※Zoom配信もあり
対象:医学生、初期研修医、専攻医、総合診療に興味のある医師
定員:先着100名(現地)
参加費:無料
プログラム(途中参加・退出自由)
・大阪けいさつ病院 総合診療科と「K2プロジェクト」の紹介
・講演①「感染症診療の原則」青木眞先生(感染症コンサルタント)
・講演②「市中病院における感染症診療の原則」金城光代先生(沖縄県立中部病院 総合内科、リウマチ・膠原病科)
・ケースカンファレンス(青木先生、金城先生)
・交流会(大阪けいさつ病院レストラン)
申込先:https://oim.or.jp/news/0823_sousinnzissennseminor/

公式Instagram:@keisatsu_soushin

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