青島 周一(医療法人社団徳仁会中野病院薬剤部)
慢性腰痛の発症はきわめて多因子的であることが知られており,修正可能な危険因子だけでも多岐にわたります。そのため,単一の危険因子のみに着目した介入を行っても腰痛の改善に対する効果量は必ずしも大きくありません。そのようななか,慢性腰痛に対する生活習慣介入の効果を検証したHeLP試験の結果が報告されました1)。この研究では,生活習慣に対する包括的な管理とガイドラインに基づくケアを組み合わせたアプローチ(HeLP)を行うことで,腰痛による障害の改善が示されました。
背景エビデンス-慢性腰痛の多因子性と腰痛改善メカニズムの複雑性
図1 慢性腰痛の多因子性と腰痛改善メカニズムの複雑性