第38回 AI技術を活用することで診断精度は上がる?

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青島 周一(医療法人社団徳仁会中野病院薬剤部)

 

心房細動や弁膜症は無症状で経過することも多く,適切な治療が開始されていないケースも珍しくありません1, 2, 3)。これらの疾患は早期に診断することで心血管予後のリスク管理が可能となる一方,実用的かつ簡便な診断ツールに乏しいという現実があります。

そのようななか,心電図や心音を人工知能(AI)で解析し,医師の診断を支援するAI搭載聴診器の有効性を検証したTRICORDER試験4)の結果が報告されました。しかしながら,AI搭載聴診器を使用しても,通常の診察と比較して,心不全の新規診断率の向上は認めませんでした。

 

背景エビデンス-左室駆出率低下の早期診断に対するAI技術の活用 



図1 左室駆出率低下の早期診断に対するAI技術の活用

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