青島 周一(医療法人社団徳仁会中野病院薬剤部)
一般的に,医師や看護師,薬剤師などの多職種が連携・協働することは,質の高いヘルスケアの提供を目指すうえで有用だと考えられています。また,医師の労働形態の是正(いわゆる働き方改革)の推進に伴うタスク・シフト/シェア(業務移管/分担)においても,多職種連携に注目が集まっていると言えるでしょう。
ドイツでは介護施設の居住者を対象とした多職種連携プログラム(Saarländische PflegeHeimversorgung Integriert Regelhaft:SaarPHIR)が開発されており,その有効性を検証したランダム化比較試験の結果1)が2025年に報告されました。しかしながら,同プログラムを実施しても居住者の入院リスクは減少しませんでした。
背景エビデンス-入院リスクに対する多職種連携介入の効果

図1 入院リスクに対する多職種連携介入の効果