第48回 楽しくてためになる糖尿病教育を目指して 
坂根 直樹(国立病院機構京都医療センター臨床研究センター)

本連載では2012年1月から2014年4月にかけて医学書院の電子ジャーナルサイト「MedicalFinder」に掲載されたエッセイ『内科医の道』を復刻掲載します。さまざま困難を乗り越えて道を切り拓いてきた先達たちが贈る熱いメッセージは,時を経てもその価値は変わりません。内科医人生の道しるべとなる珠玉のエッセイを堪能ください(注:断り書きがない場合,執筆内容,所属などは初出時のものです

坂根 直樹(執筆時:国立病院機構京都医療センター臨床研究センター) 
初出日:2012/10/12

 

私は1989(平成元)年に自治医科大学医学部を卒業後し,出身都道府県にある京都府立医科大学第一内科で2年間の研修を受けました。

 

当時はストレート研修が主流で,3人の京都府出身の1人が外科系を志望,もう1人が循環器疾患を中心とする第二内科を希望し,私は残った第一内科で研修を受けることになりました。その当時,第一内科は元々の内分泌・糖尿病領域に加え,消化器領域,リウマチ領域,さらには血液・循環器・神経領域などの専門の先生がおり,総合的な内科でした。そのおかげで,内科的疾患を総合的に学ぶことができ,検査技術や診断技量を磨くことができました。

 

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