第67回 若い時の経験が後になって役に立つ 
五十嵐 良典(東邦大学医療センター大森病院消化器内科)

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本連載では2012年1月から2014年4月にかけて医学書院の電子ジャーナルサイト「MedicalFinder」に掲載されたエッセイ『内科医の道』を復刻掲載します。さまざま困難を乗り越えて道を切り拓いてきた先達たちが贈る熱いメッセージは,時を経てもその価値は変わりません。内科医人生の道しるべとなる珠玉のエッセイを堪能ください(注:断り書きがない場合,執筆内容,所属などは初出時のものです

五十嵐 良典(執筆時:東邦大学医療センター大森病院消化器内科) 
初出日:2013/02/15

 

私は,大学病院と医局の関連病院で研修をしました。新しい医局,病院のために苦労することが多かったのですが,今思えばとても幸運でした。現在大学病院で消化器内視鏡治療を専門に行っていますが,緊急患者に対する対応力や困難な状況に対する打開力は研修医時代に養われたと思います。特にたくさんの症例を経験したことが,私にとっての一番の財産だと思っています。

 

医者になった時に先輩から,最初の2年間で医者としての人生が決まると言われました。それぐらい最初の2年間の過ごし方が大事だと思います。そのことを肝に銘じ,責任をもって若手医師の指導をするように心がけています。

 

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