本連載では2012年1月から2014年4月にかけて医学書院の電子ジャーナルサイト「MedicalFinder」に掲載されたエッセイ『内科医の道』を復刻掲載します。さまざま困難を乗り越えて道を切り拓いてきた先達たちが贈る熱いメッセージは,時を経てもその価値は変わりません。内科医人生の道しるべとなる珠玉のエッセイを堪能ください(注:断り書きがない場合,執筆内容,所属などは初出時のものです)
土居 健太郎(現在:日本バプテスト病院糖尿病内科/初出執筆時:洛和会音羽病院内分泌糖尿病内科)
2024年の年末,年の瀬の慌ただしさに追われている最中に,医学書院の担当の方から思いがけないメールが届きました。それは,10年以上前に私が「内科医の道」に寄稿したエッセイを「復刻 内科医の道」に再掲載したいという内容でした。懐かしさとともに,当時の記憶が蘇ってきました。
早速,送られてきた原稿を読み返すと,この10年間の医療の進歩に隔世の感を覚えます。人工知能は,私がエッセイを書いた当時はまだ未来の話でしたが,今では画像診断だけでなく臨床診断でも高い精度を誇るまでになりました。さらに,ChatGPTをはじめとする大規模言語モデル(LLM)によるgenerative AIの登場が,今後の医療界にどのような影響をもたらすのか,非常に興味深く,期待が膨らみます。