本連載では2012年1月から2014年4月にかけて医学書院の電子ジャーナルサイト「MedicalFinder」に掲載されたエッセイ『内科医の道』を復刻掲載します。さまざま困難を乗り越えて道を切り拓いてきた先達たちが贈る熱いメッセージは,時を経てもその価値は変わりません。内科医人生の道しるべとなる珠玉のエッセイを堪能ください(注:断り書きがない場合,執筆内容,所属などは初出時のものです)
佐藤 直樹(執筆時:日本医科大学武蔵小杉病院内科・循環器内科・集中治療室)
初出日:2013/04/26
“内科医の道”というシリーズで何かを綴ってほしいとのこと。自分のたどってきた道を振り返る以外にないので,研修医時代から最初の10年間の道程を思いのままに綴ってみたいと思います。
私は,大学病院で研修(当時は卒業後直ちに医局に入局するシステムであったのですが)の2年間を過ごしました。最初の1年間は,自宅に帰ったのは2日のみ。あとは病院の当直室に同期数人とともに寝泊まりする毎日でした。今から思うと最も充実した日々を送っていたかもしれません。とにかく一日も早く一人前になるために,緊急も含めてできるだけ多くの急変時等の対応ができるようになりたいと,常に病院で日夜待機し,チャンスをうかがっているという研修医時代であったと思います。