本連載では2012年1月から2014年4月にかけて医学書院の電子ジャーナルサイト「MedicalFinder」に掲載されたエッセイ『内科医の道』を復刻掲載します。 さまざま困難を乗り越えて道を切り拓いてきた先達たちが贈る熱いメッセージは,時を経てもその価値は変わりません。内科医人生の道しるべとなる珠玉のエッセイを堪能ください(注:断り書きがない場合,執筆内容,所属などは初出時のものです)
竹島 史直(執筆時:長崎大学病院消化器内科)
初出日:2013/06/21
2004(平成16)年度より導入された新臨床研修制度の必修化により研修医の大学病院離れ(特に地方において)が進んでいます。専門医志向の研修医が増加し,一人当たりの症例数が限られる大学病院ではなく,common diseaseが多く経験できる都市部の民間病院の人気が高いようです。気管内挿管,中心静脈カテーテル挿入,胃内視鏡検査など数多くの手技を効率よく研修し,早く身につけられることも魅力の一つでしょう。