第84回 欧米人の外来はなぜ時間がかかるのか…… 
髙田 和生(パークイーストクリニック清澄白河/東京科学大学名誉教授)

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本連載では2012年1月から2014年4月にかけて医学書院の電子ジャーナルサイト「MedicalFinder」に掲載されたエッセイ『内科医の道』を復刻掲載します。 さまざま困難を乗り越えて道を切り拓いてきた先達たちが贈る熱いメッセージは,時を経てもその価値は変わりません。内科医人生の道しるべとなる珠玉のエッセイを堪能ください(注:断り書きがない場合,執筆内容,所属などは初出時のものです

髙田 和生(執筆時:東京医科歯科大学国際交流センター)
初出日:2013/08/30

 

私がお手伝いさせていただいている診療所での初診患者枠は通常30分だが,外国人の方の場合は45分いただいている。初診枠に30分いただけること自体,日本の診療報酬体系では非現実的(非経済的)だが,45分もとるのは何故か? それは外国人,とりわけ在日欧米人の診療には,そうでない方の場合に比べ,時間がかかるからである。

 

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