本連載では2012年1月から2014年4月にかけて医学書院の電子ジャーナルサイト「MedicalFinder」に掲載されたエッセイ『内科医の道』を復刻掲載します。 さまざまな困難を乗り越えて道を切り拓いてきた先達たちが贈る熱いメッセージは,時を経てもその価値は変わりません。内科医人生の道しるべとなる珠玉のエッセイを堪能ください(注:断り書きがない場合,執筆内容,所属などは初出時のものです)
加藤 光敏(執筆時:医療法人社団光慈会 加藤内科クリニック)
初出日:2013/12/06
私は千葉県のごく普通の市立小学校に通学していました。月曜日に校長先生から朝礼という訓話がありますが,小学校時代は案外一生懸命聞いているものです。小学6年生時,O校長先生の訓話を聞き,私の一生はこれだと背中をボンとたたかれた気がしたのが「一隅を照らす」という言葉でした。校長先生が私を見て「君のことだよ」と確かに言ったと思ったのです!