第90回 研修医とのコミュニケーション~子曰く,由,汝に之を知るを誨えんか。~ 
岸本 暢将(杏林大学腎臓・リウマチ膠原病内科学教室)

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本連載では2012年1月から2014年4月にかけて医学書院の電子ジャーナルサイト「MedicalFinder」に掲載されたエッセイ『内科医の道』を復刻掲載します。 さまざまな困難を乗り越えて道を切り拓いてきた先達たちが贈る熱いメッセージは,時を経てもその価値は変わりません。内科医人生の道しるべとなる珠玉のエッセイを堪能ください(注:断り書きがない場合,執筆内容,所属などは初出時のものです

岸本 暢将(執筆時:聖路加国際病院アレルギー膠原病科/SLE・関節リウマチ・小児リウマチ)
初出日:2013/12/20

 

米国の臨床研修制度はよく“屋根瓦式”と言われます。例えば米国では内科であれば卒後3年間の総合内科研修がありますが,病棟研修では学生1人,1年目研修医(インターン)1人,上級研修医(2〜3年目)1人,指導医1人の4人のチーム単位で研修することが多いです。ここではインターンは学生を,上級研修医はインターンと学生を,指導医は研修医および学生を,それぞれ指導する様をたとえて“屋根瓦”といっています。 

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