本連載では2012年1月から2014年4月にかけて医学書院の電子ジャーナルサイト「MedicalFinder」に掲載されたエッセイ『内科医の道』を復刻掲載します。 さまざまな困難を乗り越えて道を切り拓いてきた先達たちが贈る熱いメッセージは,時を経てもその価値は変わりません。内科医人生の道しるべとなる珠玉のエッセイを堪能ください(注:断り書きがない場合,執筆内容,所属などは初出時のものです)
大山 優(執筆時:亀田総合病院腫瘍内科)
初出日:2014/01/10
医師になり20年以上が経過した。これまで聖路加国際病院内科レジデント,母校日本大学の第一内科での助手,米国トーマスジェファーソン大学病院での内科レジデント,シカゴノースウェスタン大学病院での血液・腫瘍内科クリニカルフェロー,その後ノースウェスタンでのスタッフ医師として研修,診療,研究,指導をしてきた。そして現在亀田総合病院では幅広いがん診療とそれを通じての研修医の教育を主な仕事としている。米国に10年以上いたため,それ以前に日本で経験した日本の医療と亀田総合病院での過去7年間の経験を比べると,たしかに研修医の気質は変化していると感じる。まとめると下記である。