第6回 ドクササコ(毒笹子) 
上條 吉人(埼玉医科大学教授臨床中毒学講座 / 同大学病院臨床中毒センター長)


頻度:★☆☆☆☆ 危険度:★☆☆☆☆

 

■ 初期対応 


Q1:特徴的な症状は?

A1:ドクササコ摂取後2時間~2週間(通常は2,3日~数日)で肢端知覚異常症,肢端疼痛症,または肢端紅痛症が生じます。

 

解説:潜伏期間が長く,ドクササコ摂取後2時間~2週間(通常は2,3日~数日)で肢端部のしびれ感(肢端知覚異常症:acroparesthesia),疼痛(肢端疼痛症:acromelalgia),または発赤,腫脹,疼痛(肢端紅痛症:erythromelalgia)が生じます(表11)。典型的な肢端紅痛症では,手指や足趾などの身体末端部分に発赤,腫脹,焼けるような激しい疼痛が生じます。疼痛は,触れる,または温めると増強し,氷水で冷やすと軽減します。疼痛は摂取後5日~2週間でピークに達し,摂取後2週間~3カ月かけて軽減します。疼痛が消失しても手足を温めるとしびれ感が生じることがあります。

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