第47回 下痢性貝中毒(DSP)
上條 吉人(埼玉医科大学特任教授・臨床中毒学講座 / 同大学病院臨床中毒センター長)

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頻度:★☆☆☆☆ 危険度:★☆☆☆☆

 

■ 初期対応


Q1:特徴的な症状は?
A1:経口摂取後30分~4時間で悪心・嘔吐,下痢,腹痛などが生じます。

 

解説:経口摂取後30分~4時間で,発熱を伴わない悪心・嘔吐,激しい下痢,腹痛などの消化器症状が生じます。なかでも,下痢の頻度が高いのが特徴です。予後は良好で,たいていは3日以内に回復し,これまでに死亡例の報告はありません。集団発生の報告が多く,1976年には宮城県でムラサキイガイによる集団中毒が発生し,患者は800人にも及びました。

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