
漫画『19番目のカルテ』を読んで、“ドクターG度”検定クイズに挑戦!
あなたは初級? 中級? 上級?
※本記事は、漫画『19番目のカルテ―徳重晃の問診』のドラマ化(TBS系日曜劇場)を記念し、『総合診療』誌での同作関連の連載より第13回(2025年11月号、p.1307~1309)を「1カ月間限定」にて復刻するものです。
※特設サイトでは、『19番目のカルテ』を期間限定にて無料でお読みいただけ、そのエピソードに因んだ「“ドクターG度”検定」に挑戦できます。自動採点され、正解とミニ解説に加え、同作の主人公・徳重晃先生からのコメントも! 結果は、ぜひSNSでシェアしてみてください。
【今月の出題・解説】徳田安春(臨床研修病院群 プロジェクト群星沖縄研修センター)
まずは漫画の試し読みから!
特設サイトから『19 番目のカルテ』第14話「守るべき“場所”」を読もう!(第14話は右端にあります)
読んだら、以下の「“ドクターG度”検定」に挑戦しましょう!
※特設サイトでは、クリック方式で回答いただけ、自動採点のうえ「初級」「中級」「上級」を判定、ミニ解説と『19 番目のカルテ』主人公の徳重晃先生からのコメントをご覧いただけます。

“ドクターG度”検定に挑戦しよう
Q1 患者の社台さんは、「脊柱管狭窄症」による下肢症状を疑われていました。この疾患の症状が最も軽快しやすい体位は?
❶ 仰向けで膝を伸ばす
❷ 起立姿勢を維持する
❸ 前かがみになる
❹ 後ろに反る
Q2 社台さんは、病歴・身体所見に加え、MRI画像で海馬の萎縮が認められ、「Alzheimer型認知症」と診断されました。この海馬の萎縮と最も関連が深い病理学的変化は?
❶ 脳血管の多発性梗塞
❷ Lewy小体の蓄積
❸ アミロイドβプラークと神経原線維変化
❹ 一般的な炎症性変化
Q3 「Alzheimer型認知症」の治療薬として、2023年にアミロイドβを標的とするモノクローナル抗体製剤レカネマブが承認されました。この薬剤の効果が最も大きいとされる年齢層と、認知機能レベルの組み合わせとして、最も適切なものは?
❶ 75歳以上;軽度認知障害(MCI)
❷ 60代前半まで;軽度認知障害(MCI)
❸ 75歳以上;軽度認知症
❹ 60代前半まで;中等度認知症
Q4 徳重医師は、社台さんの足のしびれの原因として、「葉酸欠乏症」があると指摘しました。葉酸欠乏が末梢神経障害を引き起こすメカニズムについて、最も適切な記述は?
❶ 葉酸がDNA合成に不可欠であるため、神経細胞の再生が阻害される
❷ 高ホモシステイン血症による神経毒性のため、ミエリン鞘の形成不全を引き起こす
❸ ビタミンB12の活性化が阻害され、脊髄が変性する
❹ 葉酸が不足すると、神経細胞内のATP産生が低下する
Q5 社台さんの足のむくみは、高血圧による心臓への負担が原因である可能性が示唆されました。「高血圧性心不全」の初期に頻度の高い身体所見のうち、過剰心音として聴取されるのは?
❶ Ⅰ音の亢進
❷ Ⅱ音の分裂
❸ Ⅲ音
❹ Ⅳ音
深読み解説
今回のケースは、「脊柱管狭窄症」「Alzheimer型認知症」「葉酸欠乏症」「高血圧性心不全」の多疾患併存(マルチモビディティ)でした。社台(やしろだい)さんのような高齢患者には「マルチモビディティ」が起こりやすく、総合診療医は各疾患について理解を深めることが重要です。以下の“ドクターG度”検定を解いて、それぞれ学んでいきましょう。
Q1
脊柱管狭窄症による「神経性間欠性跛行」は、起立や歩行により下肢に痛み・しびれ・脱力が生じ、休息により軽快する症状です。特に、前かがみになる体位(前屈位)では、腰椎の椎間板後方突出が軽くなり、脊柱管が広がるため、神経根への圧迫が軽減し、症状が軽快しやすくなります1)。
逆に、後ろに反る体位(後屈位)は脊柱管を狭めるため、症状を悪化させます。この特徴的な体位による症状の変化は、「閉塞性動脈硬化症(血管性跛行)」との重要な鑑別点となります。
※『ジェネラリストNAVI』会員の方は、こちらから全文ご覧いただけます(ご登録は無料です)。
※Q2以降の解説およびクイズの答えは、以下の『総合診療』電子版ポータルサイトでご参照ください。


こちらの記事の内容はお役に立ちましたか?
※「雑誌電子版サイト」をリリースしました!
医学書院では、全30誌に及ぶ雑誌の電子版サイトをリリースしました。各誌の年間購読者には次のような特典が。
◉最新号のみならず、創刊号からの過去記事もWebビューアーで快適に閲覧できます!
(その雑誌の“書架”を丸ごとあなたのお手元に――。キーワード検索で新旧関連記事を一括チェックも)
◉過去2年分は雑誌1号ごとに通し読みも可能!
この機に、お得で便利な電子版年間購読をご検討ください。
年間購読はしていなくても、利用登録(無料)すれば最新記事や過去記事を無料で読むことができる雑誌もございますので、ぜひ一度のぞいてみてくださいね。
【1~13巻絶賛発売中】

19番目のカルテー徳重晃の問診(ゼノンコミックス)
著:富士屋カツヒト
医療原案:川下剛史
「病理」「産科」「放射線科」…18のスペシャリストが活躍する病院に誕生した19番目の新領域、「患者を診る」という専門医。それが「総合診療医」である。物語の中で見た「なんでも治せる」お医者さんに憧れる、3年目の女性医師・滝野は、細分化された専門領域で、それぞれの専門を極めることを是とする医師のシステムの中で、理想と現実のギャップに悩んでいた。そんな中、滝野の前に総合診療医・徳重が現れる!
※最新13巻が発売されました!
サッカーの試合中に、突然、激しい動悸に襲われた男子高校生。“普通”ができずに社会に馴染めない会社員。心の病か、体の病か。誰もが向き合う不安と戦うために、総合診療医はあなたと向き合う。