ケース08(解説編)セファゾリンが有効でない皮膚感染症

ブックマーク登録

執筆谷口 智宏(県立広島病院 総合診療科・感染症科部長) 
執筆協力米本 仁史(大和高田市立病院 感染症内科部長) 

(症例編はこちら

解説:丹毒と蜂窩織炎

疫学

皮膚軟部組織感染症(skin and soft-tissue infection:SSTI)にはさまざまな疾患が含まれ、感染部位、深さ、起因微生物、臨床的背景によって分類される1)。本稿では内科領域で頻度の高い下肢を中心とした丹毒と蜂窩織炎を解説し、外科的処置が必須となる壊死性筋膜炎や、蜂窩織炎と鑑別が必要な他の疾患も取り上げる(表1。本邦では蜂窩織炎の同義語として蜂巣炎も用いられるが、臨床現場では蜂窩織炎のほうが一般的であるため、本稿では蜂窩織炎に統一する。

続きを読むには
無料の会員登録 が必要です。

こちらの記事の内容はお役に立ちましたか?