【第19回】エラー症例5 左肩痛ケース
1)初期研修医の診断(坂口公太)

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執筆:坂口公太(島根大学医学部附属病院 総合診療医センター)

救急外来では、典型的な症状が思わぬ疾患のサインであることがある。今回のCaseでは、左肩痛という一般的な症状が診断の落とし穴となった。診断エラーが生じた背景には、医師の認知バイアスだけでなく、システム要因も大きく関与していた。エラー症例5では、システム要因を中心に診断エラーを振り返り、改善策を探る。

 

■Case

症例:66歳、男性。
主訴:突然発症の左肩痛。

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