【第27回】エラー症例7 胸部圧迫感ケース
1)初期研修医の診断(山内素直)

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執筆:山内 素直(University of Maryland Capital Region Health)

今夜は2年目初期研修医Aの当直の日。救急外来はそこまで忙しくなく、比較的余裕をもって診療に当たれる状況であった。ただ、当直上級医は「今日の日中は忙しくて疲れちゃったから、少し休んでいいかな。医局にいるから、何かあったらいつでも呼んでね」と救急外来を離れていた。初期研修も2年目になって、ある程度経験を積んで比較的自信をもって診療に当たっていたが…。

 

■Case

症例:36歳、男性。
主訴:胸部圧迫感。

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