執筆：片山 皓太（聖マリアンナ医科大学総合診療内科学）
地域研修として市中病院で研修中の2年目初期研修医Aは救急外来を担当していた。その地域ではインフルエンザと新型コロナウイルス感染症（COVID-19）が流行しており、救急外来も発熱患者で混雑していた。その日、勤務終了後に研修医Aは友人の結婚式に参列するため、できるだけ早く病院を離れなければならなかった。そんな救急外来終了間際に以下の患者が訪れ、研修医Aが診察した。
■Case
症例：70代、女性。
主訴：数日前からの咽頭痛。
【第31回】エラー症例８ 咽頭痛ケース
1）初期研修医の診断（片山皓太）
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