【第43回】エラー症例11 腹痛ケース
1)初期研修医の診断(石井大太)

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執筆:石井 大太(聖マリアンナ医科大学 総合診療内科)

初期研修医Aは今年度からとある病院に勤務し始めた1年目研修医である。入職してからおよそ半年。病棟の業務にも慣れてきた頃である。現在は消化器内科をローテーションしており、指導医1人と初期研修医Aの2人チームで15人程度の入院患者の診療を行っている。今日は土曜日。指導医は学会参加で不在であり、初期研修医Aは1人で病棟診療に当たるのであった。

 

■Case

症例:70歳、男性。
主訴:腹痛。

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