第7回 Disease-Illnessモデル
―医師の提案と患者の希望が異なった場合の思考法

天野 雅之(南奈良総合医療センター総合診療科)


【状況】杏奈のER担当日に頭痛を訴える中年女性が来院した。典型的な症状から片頭痛と診断し,内服薬処方で帰宅の方針を立てたが,患者は「頭部CT」の撮影を希望している。

杏奈)超典型的な片頭痛だと繰り返し説明したのですが,いまひとつご納得いただけなくて…。ここから先のスマートな仕事の進めかたを教えてください!

 

飛鳥)頭痛に対する両者の「解釈」が異なっているかもしれないね。そんなときは「Disease-Illnessモデル」を使おう!

 

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