第12回 Pivot and cluster strategy
―「診断はこれかも?」と思った後の思考法


天野 雅之(南奈良総合医療センター総合診療科) 


【状況】杏奈が医学生とともにERで担当した中年女性は「しばらく前から頭の右側がざくざく痛みます」と訴えていた。杏奈は直観的に片頭痛を思いついた。

杏奈)前回,患者の訴えをsemantic qualifierに置き換えることを学びました。診断が思いつかなければ,ネット検索して出てきた鑑別診断リストに基づいて一つずつ地道に推論を進めることになりますけど,今回はパッと片頭痛という診断がひらめきました。ここから先のスマートな仕事の進めかたを教えてください!

 

飛鳥)そんなときは「pivot and cluster strategy」を使おう!

 

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