
※本エントリーへの投票受付は「2026年8月15日(土)まで」です。
【エントリーNo.4】尾下寿彦(関西医科大学 香里病院 総合診療科、関西医科大学附属病院総合診療専門研修プログラム指導医)
※「グランプリ」を決めるのは、読者のみなさんです。「投票ボタン」は記事末尾にあります(ログイン必要)。
・投票期間の公平性を期し、投票は「配信後30日間」に限定して受け付けます。
・また2027年初旬に、全エントリーに対する一斉投票期間も設ける予定です。「この連載をフォロ―」いただけましたら、ご案内を差し上げますので、ぜひご登録ください(右上のボタンをクリック!)。
「理詰めで現象を予測し対応したい」
初期研修後、物理学と生理学を愛した私が選んだのは「循環器内科」だった。実際、利尿薬をたった1回投与するだけでも病状が変わることもある世界は、こう見えて実は“いらち”(せっかち)な私の性に合っていた。
しかし、致命的な誤算が一つあった。
私は「心臓カテーテル」が全く好きではなかったのだ。
循環器内科の“花形”である「心臓カテーテル」への情熱が持てない。なぜ循環器内科を選んだのかと悩んだこともあった。そんな私がカテ室で見出したのは…
「究極のセカンド(補助)」という役割だった。
術者の癖を読み、物品を完璧に整え、コンマ数秒先を読んで道具を差し出す。そのスムーズな“二番手”ぶりは、見学に来たオペ室のベテラン看護師に「オペ室に引き抜きたい」と言わしめるほどだった。
この「先回りして場を整える」経験が転機となり、10年目に「総合内科」に転向した。そこでは、診断の道筋を立て、専門医が動きやすい形でバトンをつなぐ「Dr's Dr」としての役割が求められた。カテ室で磨いた「相手のニーズを察する力」は、今や複雑な病態を解き明かし、医療チームを円滑に回すための最強の武器となっている。“遠回り”だと思っていたカテ室の時間は、実は「最高のジェネラリスト」になるための修行期間だったのだ。
(投票期限:2026年8月15日)
・投票にはログインが必要です。
・1エントリーにつき「1回のみ」投票できます。
(他のエントリーを見る)
【プログラム紹介】
関西医科大学 総合診療科専門研修プログラム
プログラム統括責任者の石丸裕康先生のもと、診療所から大病院まで、どのような環境であっても総合的に診療できる医師を育成しています。
➊市中病院✕大学病院✕診療所✕離島医療:地域密着型病院での内科研修を基盤に、大学病院での最先端医療(小児・救急・心療内科を含む)を経験でき、また弓削メディカルクリニックでの家庭医療研修、他では経験できない離島研修を組み入れています。
➋からだ✕こころ:「心療内科学講座」との密接な連携により、心身両面に配慮できる医療者の養成を目指しています。
➌ダブルボードも可能:専門研修後は、内科専門医取得(ダブルボード)や、家庭医、病院総合診療医、心療内科医など、希望に沿った進路を相談していきます。
詳細:https://www7.kmu.ac.jp/general/program/