【第33回】エラー症例8 咽頭痛ケース 
3)なぜ「扁桃周囲膿瘍」を見逃したか(片山皓太)

ブックマーク登録

執筆:片山 皓太(聖マリアンナ医科大学 総合診療内科学 助教)

救急外来で2年目初期研修医Aに「感冒」と診断された患者(70代女性、咽頭痛)は、3日後の内科外来で内科指導医Bに「扁桃周囲膿瘍」と診断され、即日入院となった。なぜ診断エラーを生じてしまったのか? 研修医Aと指導医Bの振り返りの対話は続く…。
 

■ 総括的振り返り❷―「病歴」からの鑑別

指導医B このケースの病歴からの初期鑑別疾患として、何を考えましたか?

続きを読むには
無料の会員登録 が必要です。

こちらの記事の内容はお役に立ちましたか?