第30回 診断の不確実性:各論①
―「曖昧さ」をマネジメントするための仕事術


天野 雅之(南奈良総合医療センター総合診療科) 


【状況】“心窩部から下方へ移動する腹痛”で受診した患者。尿路結石と思ったが,実は虫垂炎の穿孔だった。診断プロセスの途中で杏奈が感じた「不確実性」の中身を飛鳥とともに分析することになった。 

杏奈)「曖昧さ」「複雑さ」「確率」の3つに分けて分析すればいいんでしたよね。まずは…,十分な情報が揃っていなかったので,「わからない」という感覚が生まれたのだと思います!

 

飛鳥)「曖昧さ」のせいで「不確実性が高い」と感じたんだね。曖昧さに対処し,不確実性を下げる方法を学んでみよう!

 

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