第31回 診断の不確実性:各論②
―「複雑さ」をマネジメントするための仕事術


天野 雅之(南奈良総合医療センター総合診療科)


【状況】“心窩部から下方へ移動する腹痛”で受診した患者。尿路結石と思ったが,実は虫垂炎の穿孔例だった。診断プロセスの途中で杏奈が感じた「不確実性」の中身を,飛鳥とともに分析している。 

杏奈)前回は「曖昧さ」のせいで生じる不確実性を分析しました。今回のケースでは,情報同士のつながりが見えなかったり,解釈が難しかったりしたことも,「わからない」と感じた要因の1つだと思います!

 

飛鳥)「複雑さ」のせいで「不確実性が高い」と感じたんだね。複雑さに対処し,不確実性を下げる方法を学んでみよう!

 

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