【特別対談】どうする? 初期研修医の当直―安全・安心な研修のために

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毎週木曜更新(全3回)】初期研修医は日々、臨床の最前線で1人の医師として診療を担いつつ、成長していきます。しかし、どれほど優秀であっても、さまざまな疾患・背景を抱えた患者があふれる外来では、常に誤診や見落としのリスクに晒されています。だからこそ、必要なのは何か起こってしまったときに彼らを責めるのではなく、組織として守り、育てていく体制ではないでしょうか。本対談では、研修医教育に長年携わってきた2人の医師が、救急現場での指導の工夫や、患者との関わり方、病院組織が果たすべき責任について語り合います。「怖い目に遭う環境」を安全に提供しつつ、若手医師が安心して学び、成長できる文化をどう築くか――。その答えを探っていきます。

福岡 敏雄
倉敷中央病院 副院長/総合診療科 主任部長

横江 正道
日本赤十字社 医療事業推進本部 医療の質・研修部 次長


目次

第1回 最前線の研修医を守るには?

第2回 その「一手間」がリスクを回避する!(10月2日12時公開)

第3回 “怖い先生”は医療安全上のリスク(10月9日12時公開)


福岡 敏雄(ふくおか としお)
倉敷中央病院 副院長/総合診療科 主任部長
1986年大阪大学医学部卒業。その後大阪で3年、倉敷で3年複数の科で研鑽し、1992年より名古屋大学病院にて集中治療や救急部門で勤務。2006年からは倉敷中央病院において総合診療・救急・集中治療・教育研修などの部門の責任者を務め、2020年より現職。

横江 正道(よこえ まさみち)
日本赤十字社 医療事業推進本部 医療の質・研修部 次長
1996年岐阜大学医学部卒業。名古屋第二赤十字病院にて臨床研修を行い、その後、名古屋第二赤十字病院、名古屋市立大学病院、名古屋市立東市民病院に勤務。2013年に名古屋第二赤十字病院総合内科部長・臨床研修部長、2023年より現職。