【第49回】エラー症例12 腹部膨満感ケース
3)診断プロセスと認知バイアス(湧川朝雅)

ブックマーク登録

執筆:湧川 朝雅(那覇市立病院 総合診療科)

診断エラーにはシステム要因に加えて、診断プロセスや認知バイアスが深く関与している。前々回、紹介受診した高齢女性が、カルテには大腸癌S状結腸癌と記載されていたのに実は腸結核・結核性腹膜炎であったことが前回わかった。なぜ、診断エラーが起きたのか。卒後4年目専攻医Aと指導医Bは振り返りを行い、診断プロセスとともに認知バイアスについて深掘りしていく。

 

■ 総括的振り返り❶―認知バイアスの影響

専攻医A 先生、症例の振り返りをお願いします。
指導医B ぜひやりましょう。まずは診断のプロセスについて、どこがエラーだと思いましたか。

続きを読むには
無料の会員登録 が必要です。

こちらの記事の内容はお役に立ちましたか?