ChatGPT vs 長澤将 炎の5番勝負—生成AIが挑む「輸液・水電解質ドリル」

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ChatGPTは医師より診療レベルが高いのか!?
生成AIが挑む「輸液・水電解質ドリル」

執筆長澤 将(東北大学病院 腎臓・高血圧内科)

毎月第2金曜配信(全5回)】
2024年10月、「ChatGPTは医師より正診率が高い」と示唆する論文が、『JAMA(Journal of the American Medical Association)』の姉妹誌に掲載されました1)。すぐにも試してみたいところですが、実際の患者さんのデータを生成AIに入力するには慎重になる必要があります。そこで本連載では、『Dr.長澤印 輸液・水電解質ドリル』の架空症例に基づき、ChatGPTの実臨床能力を測ります。輸液・水電解質を共に学びながら、生成AIとの共生のヒントを探っていきましょう。さあ、ChatGPT vs Dr.長澤、勝つのはどっちだ!?

1)Goh E, et al:Large Language Model Influence on Diagnostic Reasoning; a Randomized Clinical Trial. JAMA Netw Open 7(10):e2440969, 2024.[PMID:39466245]


【コンテンツ(予定)
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第1回:ChatGPT vs 長澤将、開幕! 最良のプロンプトは何だ?

第2回:いよいよ本番!「高K血症」対決、勝つのはどっちだ!?

第3回:大接戦の「低K血症」対決、長澤将危うし!?

第4回:見えてきたAIの弱点、勝負の「高Na血症」対決!

第5回:最終決戦「低Ca血症」!AIよ永遠に…



Dr. 長澤印 輸液・水電解質ドリル
(長澤 将=著、B5版、192頁、4,620円、医学書院、2023年10月)

輸液・水電解質のリアルに挑め。経験豊富なDr.長澤の思考過程がみえる20症例!立ち読み
つまずきやすい輸液や水電解質をDr.長澤が初学者にもわかりやすく解説。1章(総論)で学んだあとは、2・3章(各論)の症例問題を解いて、どんどん実践すべし。わからないところがあったらいつでも1章(総論)に立ち返ろう。解き終えたあとは付録の関連検査値・式、逆引き疾患目次、Learning Pointまとめもご活用ください。


ながさわ たすく(東北大学病院 腎臓・高血圧内科)
2003年に東北大学医学部卒業。2012年に東北大学大学院医学系研究科修了。研修医→大学院→留学→市中病院を経て、現在は東北大学病院腎臓・高血圧内科講師。日本腎臓学会専門医・指導医、日本透析学会専門医・指導医など。新米産業医。著書に『Dr.長澤印 輸液・水電解質ドリル』(医学書院、2023)をはじめ、『マメカン血液透析』(メジカルビュー、2025)、『「論文にしよう!」と指導医に言われた時にまず読む本 2nd edition』(中外医学社、2024)、『この局面にこの一手! Dr.長澤直伝! 腎臓病 血液透析の定跡』(金芳堂、2023)ほか多数。
趣味は音楽、美味しいもの、映画、読書。座右の銘は「おもしろき こともなき世を おもしろく」。
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