『19番目のカルテ』ドラマ化記念スペシャル対談 富士屋カツヒト×生坂政臣

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なぜ「総合診療」を描いたか?
これから「総合診療」はどうなる?

富士屋カツヒト
(漫画家、漫画『19番目のカルテ』著者)
生坂政臣
(千葉大学名誉教授、生坂医院、日本専門医機構 総合診療専門医検討委員会委員長、ドラマ『19番目のカルテ』医療監修)

全4回毎週月曜更新
 「こんなお医者さんに診てほしい」。総合診療医を主人公とする漫画『19番目のカルテ―徳重晃の問診』が、TBS系列「日曜劇場」にてドラマ化され、大きな反響を呼んだ。しかし、このドラマを見るまで「総合診療医の存在を知らなかった」という視聴者も少なくない。それもそのはず、「総合診療専門医」の数は今のところ1,000人足らずだ。
 「総合診療専門医」が19番目の専門領域として新設され、その教育が始まったの2018年、富士屋カツヒト氏が漫画『19番目のカルテ』の連載をスタートしたのは2019年である。なぜ「総合診療」を主題とし、いかに描き出しているのか? ドラマの医療監修を務めた生坂政臣氏は、「総合診療」の最前線を長年走り続けてきた経験の何を、どのように盛り込んだのか? 漫画・ドラマ双方の創作秘話や裏話、「総合診療」の課題や魅力、今後の展望まで、富士屋氏・生坂氏にたっぷり語り合っていただいた。

コンテンツ】(予定)
第1回(2025年9月22日配信)
なぜ「総合診療」を描くのか―漫画『19番目のカルテ』創作秘話

第2回(2025年9月29日配信予定)
逆に松本潤さんに教えられました。―ドラマ『19番目のカルテ』制作裏話

第3回(2025年10月6日配信予定)
赤池(赤ひげ)ではなく徳重に―「診断か、それ以外か」ではない技量とは?

第4回(2025年10月13日配信予定)
「こんなお医者さんに診てほしい」―『19番目のカルテ』と「総合診療」の今後は?


プロフィール

富士屋カツヒト(ふじや かつひと)
愛知県出身。2019年より『19番目のカルテ―徳重晃の問診』(コアミックス、「WEBゼノン編集部」
)を連載中、2025年にTBS系「日曜劇場」でドラマ化された(主演・松本潤)。2021年より『しょせん他人事ですから―とある弁護士の本音』(作画、白泉社、既刊9巻)を連載中、2024年にテレビ東京でドラマ化(主演・中島健人)。過去作に、育児コミック『打ち切り漫画家(28歳)、パパになる。』(白泉社、2017)、『ボス、俺を使ってくれないか?』(原作=中溝康隆、白泉社、2018)、『ラブドールズ』(全2巻、双葉社、2018・2019)。X@huziyakatuhito
『19番目のカルテー徳重晃の問診』:https://comic-zenon.com/episode/10834108156727381416


 
生坂政臣(いくさか まさとみ)
福岡県出身。1985年に鳥取大学医学部卒業、1989年に東京女子医科大学大学院博士課程(神経内科)を修了。1990年にアイオワ大学病院に臨床留学し、州医師免許および1993年に米国家庭医療学専門医を取得。1997年に聖マリアンナ医科大学病院の総合診療内科立ち上げに協力後、埼玉県で妻の開業に合流。地域医療従事中の2003年に千葉大医学部の教授候補としてノミネートされ、同大学病院に総合診療科を開設。外来診断学を実践しつつ、若手の育成と研修登録医制度を活用した総合診療医転身のためのリカレント教育に取り組む。2024年3月に退職し、4月より千葉大学名誉教授・生坂医院副院長。2022年より日本専門医機構 総合診療専門医検討委員会委員長を務める。著書に『見逃し症例から学ぶ日常診療のピットフォール』(医学書院、2013)、『外来診療のUncommon Disease vol.1~4』(日本医事新報社、2014~2023)、訳書に『外来診療によく効くBATHE法』(MEDSi、2020)。

 

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 『19番目のカルテ』ドラマ化を記念し、『総合診療』誌での2021~2022年の連載「『19番目のカルテ』を読んで答える! あなたの“ドクターG度”検定&深読み解説」(山中克郎先生・徳田安春先生)を復刻し、各回1カ月限定で無料公開中です。

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『19番目のカルテ』第13話より「“不和”を生むもの」(出題・解説:山中克郎)
『19番目のカルテ』第14話より「守るべき“場所”」(出題・解説:徳田安春)

 

1~12巻絶賛発売中

19番目のカルテー徳重晃の問診(ゼノンコミックス)

著:富士屋カツヒト
医療原案:川下剛史

「病理」「産科」「放射線科」…18のスペシャリストが活躍する病院に誕生した19番目の新領域、「患者を診る」という専門医。それが「総合診療医」である。物語の中で見た「なんでも治せる」お医者さんに憧れる、3年目の女性医師・滝野は、細分化された専門領域で、それぞれの専門を極めることを是とする医師のシステムの中で、理想と現実のギャップに悩んでいた。そんな中、滝野の前に総合診療医・徳重が現れる!

※最新12巻が発売されました!
健康診断で悪い判定が出てしまった患者が、不安が募り、徳重に再診察をお願いしようと魚虎病院にやってくるが…。そして、「普通の暮らし」を目指し、懸命に働く女性に襲いかかる疾患の魔の手とは…。